memorandum for trivia

Jan 16
“ 束論の起源はシュレーダーやパースといった記号論理学者にあるけれど、それを抽象的数学の一分野として純粋に数学的な扱いをした最初の人はデデキントで、この段階では「双対群」と呼ばれていた(群が1種類の操作しかもたないのに対して、2種類の操作に関して双対性が成り立つ構造という意味において)。しかし、この新しい構造はもやは群構造とはまったく別の新しい構造だということがはっきりしてきたので、クラインが群と対抗させる意味で、「束(Verband)」という名前を与えた。この場合、Verbandは「組合」や「クラブ」という意味で使われており、群(group)と呼応している。群も束も集合体で、集団の規約(公理)が違うだけ、という発想から。  ドイツではこのVerbandが定着し、日本でも直訳である「束」という語を定着させた。一方、英米圏ではVerbandではなくlatticeと呼ぶ。命名したのはアメリカの数学者バーコフ。latticeというのは格子細工の幾何学的模様を意味しており、明らかにハッセの図式を意識したものと考えられる。フランス語でも格子紋様や網の目模様のことを意味する言葉があてられている。” 束 (lattice) の語源 | TETRA’S MATH